2019年01月10日 |
第一三共・東工大、iPS細胞からインスリン研究 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:第一三共 |
第一三共、三菱UFJキャピタル、東京工業大学の3者は10日、iPS細胞からインスリン産生細胞を作製し、再生医療・細胞治療への活用を目指すオープンイノベーション研究を開始すると発表した。 東工大が開発したヒトiPS細胞から膵β(すいベータ)細胞を高率に作製する方法と、第一三共の技術を融合させ、従来のインスリン治療では血糖コントロールが困難で、アンメットメディカルニーズンの高い、重症1型糖尿病に対する革新的な治療法として、実用化に向けた研究を行う。 また研究のための新会社社「OiDE BetaRevive(オイデ ベータリバイブ)株式会社」(本社:東京都中央区)を設立する。三菱UFJキャピタルが運営するOiDEファンドが研究に必要な資金を全額出資する。 3年間の共同研究で目標達成した場合には、第一三共はBetaReviveの株式を全て買い取り、第一三共が自らのプロジェクトとして研究開発を進め、東京工業大学に対しては、販売後のロイヤリティを対価として支払う。 |