2019年03月05日
富士フイルムと東京医科歯科大、自家間葉系幹細胞移植技術でライセンス契約
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム、東京医科歯科大学

富士フイルムと東京医科歯科大学(TMDU)は5日、半月板損傷を対象にした自家間葉系幹細胞の移植技術に関する特許ライセンス契約を締結したと発表した。この移植技術は、半月板損傷患者に対して、小さな傷口で施術可能な関節鏡により骨膜由来の自家間葉系幹細胞を用いた細胞浮遊液を投与するもので、TMDU再生医療研究センター長の関矢一郎教授が世界で初めて開発した技術である。これは施術における患者の身体的負担を軽減しつつ、半月板を温存した治療ができるものと期待されている。

富士フイルムでは、今回の契約に基づき、同技術による、骨膜幹細胞を用いた再生医療製品を全世界で開発・製造・販売する独占的実施権をTMDUから取得する。また、TMDUは、富士フイルムから契約一時金、開発マイルストン、売り上げロイヤリティを受け取る。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1551751951.pdf