2019年04月03日 |
日化協、日本毒性学会の「第5回日化協LRI賞」に古武・広島大院教授を決定 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本化学工業協会 |
日本化学工業協会は3日、化学物質が人の健康や環境に影響に関する優れた業績をあげた研究者を表彰するため、日本毒性学会内に設立した「日化協LRI賞」の第5回目の受賞者に古武弥一郎・広島大学大学院医歯薬保健学研究科教授を決定したと発表した。 今回授賞の研究は、次の2点の業績が高く評価された。具体的には、①有機スズなど神経毒性を有する化学物質が、生体内に存在するグルタミン酸受容体(GluR2)のタンパク質レベルを減少させることを見いだすなど、化学物質の神経毒性メカニズムの解明に貢献した②化学物質の神経毒性評価において、GluR2の発現低下が評価手法として有用であることを示すとともに、この指標を用いることでIn vitroでの鋭敏な神経毒性の予測評価手法として実用化が期待できることーである。 なお、授賞式は今年6月26-28日にアスティとくしま(徳島県立産業観光交流センター)で開催される第46回日本毒性学会学術年会で行われる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1554281476.pdf |