2019年04月12日 |
豊田通商、福島県で水酸化リチウム製造事業化 新会社設立 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:豊田通商 |
豊田通商は12日、炭酸リチウム生産のパートナーである豪リチウム資源開発会社 Orocobre Ltdと福島県双葉郡楢葉町で水酸化リチウムの製造事業を行うことを決定、合弁で新会社「豊通リチウム株式会社」を設立したと発表した。着工は2019年上半期中を予定し、2021年上半期中の生産開始を目指す。 需要が伸びている車載二次電池用炭酸リチウムの供給だけでなく、リチウム電池の技術革新で二次電池の高容量化に必要な水酸化リチウムを国内で製造販売する。水酸化リチウムの原料(炭酸リチウム)は、アルゼンチンのリチウム生産拠点Sales de Jujuy(サレス・デ・フフイ:SDJ)から調達し、生産能力は10,000トン/年を目指す。 この事業は東日本大震災の復興支援である経済産業省の自立帰還支援雇用創出企業立地補助金の対象で、豊通リチウムでは50人以上の新規雇用を予定、地域経済の活性化や復興に貢献。総事業費は90億円程度を見込んでいる。 【新会社の概要】 ・会社名: 豊通リチウム株式会社 ・設立:2018年10月 ・資本金:10億円 ・所在地:福島県双葉郡楢葉町 ・従業員数:50人以上(予定) ・生産能力:水酸化リチウム 10,000トン/年 ・生産開始:2021年上半期予定 |