2019年04月25日
NEDO、次世代冷媒とその適用機器の開発に着手
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は25日、オゾン層を破壊せず温室効果も低い冷媒であるグリーン冷媒をはじめとする次世代冷媒や次世代冷媒を使用した冷凍空調機の開発に着手すると発表した。同事業により、冷凍空調機器分野における次世代冷媒への転換を促進する。

さらに、これらの取り組みを通じて、モントリオール議定書キガリ改正における日本のハイドロフルオロカーボン(HFC)生産・消費量削減目標(2029年までに70%削減、2036年までに85%削減)、およびパリ協定での日本のHFC]排出量削減目標(2030年までに2013年比で32%削減となる約1020万CO2トン削減)の達成に貢献する方針である。

なお、今回のNEDOプロジェクトで採択したテーマと助成先企業は次の4件である。①自然冷媒および超低GWP冷媒を適用した大形クーリングユニット(三菱電機)②コンデンシングユニットの次世代低GWP冷媒対応化技術の開発(東芝キャリア)③低温機器におけるCO2冷媒を使用した省エネ冷凍機システム開発及び市場性評価(パナソニック)④GWP10以下の直膨型空調機用微燃性冷媒の開発(ダイキン工業)。