2019年05月07日
帝人の熱可塑性炭素繊維複合材料セリーボを米国GMが新型トラックの構造部材に採用
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人

帝人は7日、同社が展開する熱可塑性炭素繊維複合材料(CFRTP)製品である「Sereebo(セリーボ)」が、米国ゼネラルモーターズ(GM、本社・ミシガン州デトロイト)のピックアップトラック2車種の構造部材に採用されたと発表した。

「セリーボ」が使用されるのは、GMが今年夏から市場展開を開始するピックアップトラックの「GMCシエラ・デナリ1500」および「GMCシエラAT4 1500」のピックアップボックス(荷台)「カーボン・プロ」で、CFRTPが量産自動車の構造部材に使用されるのは、これが世界で初めてである。

帝人のセリーボは、熱可塑性樹脂を使用し、世界で初めて製造タクトタイムを約1分にまで短縮化したことにより、自動車部品などの量産対応を可能にした革新的なCFRTPである。