2019年05月22日
三洋化成、乗り心地を改良したシートクッション用原料を開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三洋化成

三洋化成工業は22日、乗り心地を向上する自動車シートクッション用原料「サンニックスKC-737」を開発したと発表した。

これは、同社独自の生産プロセスにより開発に成功したポリオールである。ポリオール製造時の触媒や生産プロセスを見直すことによって、副生物の少ない高分子ポリオール「サンニックスKC-737」の開発に成功したもの。これを用いたシートクッションは、従来品を用いたシートクッションと比較し共振周波数と人が不快と感じる6Hz付近の振動を低減でき、たわみにくいことも確認できており、快適な乗り心地を提供することができる。

同社は現在、自動車シートメーカー各社とアプリケーション開発を進めるだけでなく、自動車メーカー各社に対しても素材を通して快適な乗り心地の提案を行っている。


ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1558513515.pdf