2019年06月07日
NEDO、機能性化学品のオンデマンド型連続精密生産プロセスの構築に着手
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は7日、多品種の機能性化学品生産に対応し、省エネルギーで廃棄物排出量の削減も見込めるオンデマンド型連続生産プロセスの構築に着手したと発表した。事業期間は2019年度から2025年度までの7年間。

このプロジェクトを通じて、エネルギー消費量と共生成物の排出量が多い従来のバッチ法から、日本が強みを持つ不均一系触媒技術を用いた効率的な連続フロー合成法に置き換えることで、大幅な省エネルギーとコストの削減を実現するとともに、海外に依存している機能性化学品生産の国内回帰を目指す方針である。

「機能性化学品生産のオンデマンド型連続精密生産プロセス」のプロジェクト参加者は、産業技術総合研究所、東京理化器械、東和薬品、富士フイルム、東京大学である。