2019年06月14日 |
産総研、大阪平野の地中熱ポテンシャルを「見える化」 |
地下水資源を活かした新たな都市づくり |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:産業技術総合研究所 |
国立研究開発法人 産業技術総合研究所(中鉢良治理事長)は14日、大阪平野の水文環境図を作成したと発表した。 地圏資源環境研究部門 地下水研究グループは、大阪平野の水文環境図を作成した。この水文環境図をもとに、再生可能エネルギー研究センター 地中熱チームは、大阪府と共同で地中熱利用システム(クローズドループ、オープンループ)に対応した2種類の地中熱ポテンシャルマップを整備し、水文環境図とともにウェブサイトに公開した。 水文環境図は、地下水の水質、水量、温度に帯水層特性などの地図で、地中熱ポテンシャルマップは、水文環境図の地下水情報から地質・地下水位・地下温度などを抽出し、解析を加えて地中熱利用の可能性を示した地図である。 西日本最大の経済都市域である大阪平野の水文環境図を整備し、大阪府と共同で冷房需要に対応した地中熱ポテンシャルマップを初めて作成したことで、学術成果を地域の特性に応じた形で還元し、地中熱利用システムの社会実装への道筋を付けることができると期待される。 産総研ホームページ https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2019/pr20190614/pr20190614.html |