2019年06月21日
旭化成、名誉フェロー 吉野 彰氏「 2019年欧州発明家賞」非ヨーロッパ諸国部門を受賞
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:旭化成
名誉フェロー 吉野 彰氏(授賞式にて)

旭化成は20日、名誉フェローの吉野 彰氏がリチウムイオン二次電池の開発者として欧州特許庁( European Patent Office が 主催する 「 欧州発明家賞 European Inventor Award 」 の 非 ヨーロッパ諸国部門 で受賞したと発表した。授賞式は、6月20日(現地時間)にウィーンで 行われた。

2006年に設立された欧州発明家賞は、技術的、社会的、経済的に優れた発明に対して欧州特許庁が毎年付与しているもの 、非ヨーロッパ諸国部門を含む産業部門・研究部門・中小企業部門・功労賞の5つの部門賞と、一般投票の結果で決まる「Popular Prize」がある。

日本人の受賞は、2015年の飯島澄男氏および開発メンバーによるカーボンナノチューブ非ヨーロッパ諸国部門)の発見・開発、 2014年の原昌宏氏および開発チームによるQRコード(ポピュラー プライズ)の開発に続き3件目。

【名誉フェロー吉野 彰氏のコメント】
「この度、欧州発明家賞を受賞してたいへん光栄です。EPO長官のリチウムイオン 二次電池の開発が世界を変えたというコメントがとてもうれしかったです。また、これにより旭化成の名がEU内で大きくPRできたこともうれしい限りです。今回の一連のセレモニーを通じて欧州の人たちの環境問題に対する意識の高さを改めて感じました」。


ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1561080006.pdf