2019年06月27日

NEDO、無人航空機の遠隔からの機体操作技術などの開発に着手

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）は27日、ドローンなどの無人航空機を活用したビジネスモデルの普及が見込まれることを想定し、無人航空機を遠隔から識別する技術などの研究開発事業に着手すると発表した。事業の実施期間は2019年度から2021年度の予定である 具体的には、遠隔からの機体識別に必要な送信機・受信機を取り付けた無人航空機の機体識別情報と位置情報を共有する通信システムのプラットファームと、有人航空機と無人航空機の空域共有を想定した飛行情報共有システムを開発する。さらに、それらを運行管理システムに統合するためのアーキテクチャー（設計概念）やアプリケーション・プログラミング・インターフェース（API）、データフォーマットを策定するほか、システム全体のセキュリティ対策なども検討する。 今回の事業を通じて、複数の有人航空機と無人航空機の空域共有に必要な通信システムと情報共有システムを確立し、有人航空機の飛行情報に関する仮想情報シミュレーターなどを用いた運行管理システムとの相互接続性の評価を実施することで、無人航空機の安全な目視外飛行の実現を目指す方針である。