2019年07月11日
三菱ケミカル、イタリアで炭素繊維複合材料の製造設備新設へ
【カテゴリー】:海外(経営)
【関連企業・団体】:三菱ケミカル
イタリアにあるMCAMの拠点

三菱ケミカルは11日、炭素繊維複合材料であるSMCの製造設備を、三菱ケミカルが44%出資するイタリアのCPC社(本社・モデナ市)の隣接地に新設すると発表した。稼働開始は2020年9月の予定。

同社が開発したSMCは、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の中間基材の一種で、長さ数センチメートルにカットされた炭素繊維を樹脂中に分散させたシート状の材料である。プレス成形により、2~5分程度の短時間で部材に加工可能であることに加え、連続した炭素繊維に樹脂を含侵させた中間基材であるプリプレグに比べて、複雑な形状の部材を成形できる特徴がある


ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1562819908.pdf