2019年07月24日 |
NEDOなど、流水の熱エネルギーに特化した熱交換ユニットを開発 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、ジオシステム、角藤は24日、農業・食品産業技術総合開発研究機構(農研機構)、東北大学、金沢大学と共同で、農業用水や温泉水などの流水が持つ再生可能エネルギー熱の利用に特化した樹脂製投げ込み式熱交換ユニットを開発したと発表した。 この熱交換ユニットは、水を強制撹拌するためのエアレーション機構を搭載し、既存の樹脂製投げ込み式熱交換器に比べて熱交換性能を約6倍に高めた。また、多数細管構造の熱交換器を採用し、既存の樹脂製熱交換器に比べて循環水の圧力損失を約10分の1に抑え、流水からの安価な熱回収を実現した。 今回開発した熱交換ユニットは、今後、ジオシステムが「G-HEX」の製品名で販売する予定である。それにより、今まで十分に活用できていない流水熱源からの高効率な熱利用が可能になり、再生可能エネルギー熱利用の普及拡大が期待できる |