2002年05月14日 |
旭硝子財団、ブループラネット賞10周年記念講演会を開催 |
コルボーン博士など4氏が講演、300人が熱心に聴講 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:旭化成、旭硝子 |
旭化成財団は14日、東京・大手町の経団連会館で「ブループラネット賞」の授賞10周年記念講演会を開催した。 「ブループラネット賞」は、地球環境問題の解決に著しく貢献してきた個人や団体に対して同財団が毎年、賞状とトロフィーおよび副賞賞金5,000万円を贈呈しているもの。同財団ででは、地球サミットが開催された92年にこの制度をスタートさせていらいこれまでに合計20件の個人あるいは団体を顕彰してきた。 14日の記念講演会では、近藤次郎選考委員長(元日本学術会議会長)が「ブループラネット賞10年の歩み」の演題で基調講演し、その後、これまでの受賞者を代表するかたちでノーマン・マイアーズ博士、真鍋淑郎博士、ティオ・コルボーン博士の3氏がそれぞれ1時間にわたって講演した。会場には満席のおよそ300人が集まり、熱心に聴講した。受賞者3氏の当日の講演テーマは以下の通り。 ▽ノーマン・マイアーズ博士(オックスフォード大学グリーンカレッジ名誉客員教授・第10回受賞者)=「環境保全の研究における最近のブレークスルー」 ▽真鍋淑郎博士(プリンストン大学客員教授、日本海洋科学技術センター研究顧問・第1回受賞者)=「地球温暖化と世界の水資源」 ▽ティオ・コルボーン博士(世界自然保護基金科学顧問・第9回受賞)=「私たちは生来の機能と形を子孫に継承してゆけるのだろうか」 |