2019年08月29日 |
三菱ケミ、中国・赤色蛍光体特許侵害訴訟 一審で勝訴 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:三菱ケミカル |
三菱ケミカルは29日、中国での赤色蛍光体特許侵害訴訟の一審で、 被告である米国Intematix社とその中国関連会社である 英特美光●(蘇州)有限公司 および販売代理店の深セン格亮光●有限公司(Intematix社等)による三菱ケミカル保有特許の侵害を認めるとする一審判決を得たと発表した。 三菱ケミカルは2015年1月、Intematix社等に対して、国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)と共有する赤色蛍光体に関する中国特許を侵害しているとして、中国における蛍光体製品の生産および販売等の侵害行為の差止めと損害賠償を求める訴訟を深セン市中級人民法院に提起した。 これに対して今年7月31日、深セン市中級人民法院から同社の主張を認め、 Intematix社等による当該侵害行為の差止めと合計200万元(約3000万円)の損害賠償金の支払いを命じる判決が下された。 中国はLEDパッケージの最大の生産国であり、その中国で今回の勝訴判決を得た意義は大きいとしている。なお、三菱ケミカルは2015年4月、韓国内でもIntematix社とその韓国販売代理店に対して同様の勝訴判決を得ている。 (注)●は「甩」の頭が出た文字。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1567061256.pdf |