2019年09月02日

宇部興産と京セラ、セラミックフィルタ合弁事業化

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：宇部興産、京セラ

宇部興産は2日、 第5世代（5G）通信基地局用のセラミックフィルタ事業を拡大するため、合弁会社を設立すると発表した。 2019年12月をめどに 宇部興産の100%子会社である「ユー・イー・エル株式会社」（本社：山口県美祢市、池内博通社長）の株式51%を京セラが取得し「京セラ宇部 RFテック株式会社」として事業開始する。 大容量・低遅延・多数接続を可能とする5G移動通信システムには、比較的広範囲をカバーするマクロセル基地局とスポット的に超大容量のデータ通信に対応するスモールセル基地局があるが、ずれも今後普及が進む見通し。 セラミックフィルタはこれらの基地局でアンテナと対になる重要部品であり、5Gに対応特定の周波数を通過または遮断させる機能を備えている。特にマクロセル基地局では金属製フィルタの代替製品として期待されている。 ■合弁会社の概要 ・会社名　京セラ宇部 RFテック株式会社 ・代表者　代表取締役社長：西村浩介 ・営業開始　2019年 12月（予定） ・資本比率　京セラ51% 、宇部興産49％ ・本社所在地　滋賀県野洲市市三宅800（京セラ 滋賀野洲工場内） ・生産子会社　京セラ宇部（無錫）通信科技有限公司（中国江蘇省無錫市） ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1567408859.pdf