2019年09月04日
BASF社の土壌生分解性プラ、トマトの栽培に効果
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:BASF
ecovio マルチフィルム

ドイツ・BASFは4日、同社が開発した土壌生分解性プラスチック「ecovio M2351」が、生分解性コポリエステルであるポリブチレンアジペートテレフタレート(PBAT)および再生可能原料によって製造された、認証済みのマルチフィルム用土壌生分解性プラスチックだと発表した。

BASFのecovio M2351で作られたマルチフィルムは、土壌中の天然に存在する微生物が、代謝可能な食物としてフィルムの構造を認識するため、収穫後に土壌に鋤き込むことができる。このため、無マルチ農法と比較してトマト収穫量を15~50%増加させ、水や除草剤の消費量を減らすことができ、労働力とコスト削減につながる。栽培でも土壌の改良、収穫量の増加、味の向上に貢献するとしている。


<ニュースリリース参照>
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1567585631.pdf