2019年09月10日
産総研、超微小量センシングデバイス開発へ
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:産業技術総合研究所

NEDOは10日、Society 5.0実現に向けた取り組みの一環として「超微小量センシングデバイスの開発」をめざすことにし、産総研を通じてこれらデバイスの信頼性評価技術の開発に着手したと発表した。

通常、外部環境やデバイス内部からのノイズに埋もれてしまうような極めてわずかな血中成分やウイルス、地盤振動などを検出する超微小量センシングデバイスについて、それらの計測性能・信頼性を評価するシステムの構築や標準物質の開発などに取り組む。デバイスの開発段階から信頼性評価技術の確立を並行して進めることにより、デバイスの信頼性向上に向けた検討を加速し、超微小量センシングデバイスの早期の社会実装をめざす。

これらデバイスを社会実装することにより、生活習慣病の予兆検知やウイルス感染の拡大防止、防災・減災による安全・安心な街づくりに貢献する新たなサービスの創出をはかる。

事業期間は2019年度~2023年度の4年間を見込む。