2019年09月13日 |
アステラス、米iota社と共同研究開発契約を締結 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:アステラス製薬 |
アステラス製薬は13日、米国のバイオベンチャーiota Biosciences,Inc.(本社:米国カリフォルニア州)と、極小の体内埋め込み型医療機器を用いた新たな生体センシングおよび治療手段の実現を目指し、共同研究開発契約を締結したと発表した。 今後共同で、アンメットメディカルニーズの高い複数の疾患を対象として、埋め込み型医療機器の詳細な仕様を検討し前臨床試験を実施する。 iota 社は、バイオエレクトロニクス分野に特化したスタートアップ企業で、電力供給および無線通信手段に超音波を用いる独自の技術を有している。バッテリーやケーブルの搭載が不要で、大きさが数ミリ以下と極めて小さい埋め込み型医療機器を開発している。 従来の埋め込み型医療機器は、電力を供給するためのバッテリーや、情報通信のためのケーブルや大きな電子回路の搭載が必要であり、サイズの小型化に課題があった。 アステラス製薬とiota 社は、バッテリーやケーブルの搭載が不要な極小の埋め込み型医療機器を開発する。生体センシングや、神経や筋肉への電気刺激による治療への応用が期待される。 |