2019年09月18日 |
東洋紡、理研開発の「RNA解析キット」発売 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東洋紡 |
東洋紡は17日、理化学研究所が開発したRNAシーケンス法「RamDA-seq」を簡便に活用できる「RNA解析キット」を製品化したと発表した。 理研は2018年2月、対象となるRNAを増幅し、RNAの発現量と完全長を1細胞で計測できる「RamDA-seq」を開発。一つの細胞の中に存在するRNAの種類と量を網羅的に計測する方法を実現した。 これまで検出が難しく機能がよく分かっていなかった、非ポリA型RNAなど多様なRNAを漏れなく計測することができ、疾患の原因となる遺伝子情報の異常について、解析の精度を飛躍的に高めることに成功した。 東洋紡は今回、理研の指導のもとで「RNA解析キット」を製品化した。理研が発表した論文や実験手順書で指定される試薬が予めキットとして調えられているため、マニュアル通りの手順を踏むことで解析用のサンプル調製をスムーズに行うことができる。 2019年9月30日から製薬会社や研究機関向けに販売を開始する。2022年度には年間10億円の売上をめざす。 ニュースリリース参照 http://ir.toyobo.co.jp/ja/ir/news/news1771102052237382143/main/0/link/20190917.pdf |