2019年09月18日 |
宇部エクシモ、フィルター不織布原綿 海外展開強化 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:宇部エクシモ |
宇部興産の100%子会社で樹脂製品を製造販売する宇部エクシモ(本社:東京都中央区、髙橋俊充社長)は18日、フィルター不織布用原綿「UCファイバー(HR-LE)」(商品名)の海外展開を強化すると発表した。 「UCファイバー」は、性質の異なる2種類のオレフィン系樹脂を用いた複合型繊維で、樹脂の融点差を利用して不織布に加工し、衛生材料や産業資材、メディカル分野などで使用されている。 主力の「HR-LE」タイプは、独自技術による不織布用原綿で、不織布への成形加工性を損なうことなく効率的にフィルター向けのオイルレス不織布が得られる特長を有する。これを用いることで一般に行われる不織布製造後の脱油洗浄および乾燥工程が省略できる。 ターゲットのフィルター市場は、近年、自動車関連、建築物の空調、排気口を中心に需要が拡大しており、海外でも昨年、中国で工場から出る粉塵の排出量の規制を強化したことから中国や台湾を中心に需要が伸長している。 同社はUCファイバー「HR-LE」原綿の販売で、2019年度は前年度比2割増の売上を目指す。 ニュースリリース参照 https://www.ube-exsymo.co.jp/newsroom/PDF/20190919_UCfiber_HRLE.pdf |