2019年09月20日 |
石化協、大分市で「事故事例巡回セミナー」 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:石油化学工業協会 |
保安や安全に対する関心が社会的にも高まるなか、石化協は21回目となる「事故事例巡回セミナー」を13日、大分市のホルトホール大分で開催した。長年、事故への対応や事故原因究明等に携わってきたベテランの先輩たちから生の体験談を聴き、工場現場の安全管理に生かそうというもので、地元事業所から約80人が詰めかけた。 講師には、中原正大(旭化成製造統括本部、上席研究員)、伊藤孝徳(住友化学レスポンシブルケア部長)の両氏を招いた。 中原氏は「化学プラント材料の損傷劣化に起因した事故防止」をテーマに、これまでに経験した事故事例や実際に講じてきた対策について説明した。現場レベル、専門家チーム別に必要な教育のあり方、技術支援ツールの整備、社内外の専門組織とのネットワーク活用等の必要性にも言及した。 伊藤氏は「プラント管理者の役割/事故防止と安全配慮義務」と題して講演した。自身で過去に味わった辛い体験を基に事故が起こるとどうなるのか、事故を防ぐために何をすべきかを説き、さらに管理者に必要な安全配慮義務について、熱を込めて語った。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1568943133.docx |