2019年10月10日

東芝エネ・インドネシアに自立型水素エネシステム

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：東芝エネルギーシステムズ

東芝エネルギーシステムズ（本社:川崎市)は10日、インドネシア国営のインドネシア電力公社(PLN)と、自立型水素エネルギー供給システム「H2One」の同国内への普及に向けて協業するため、同日調印したと発表した。今後具体的な技術・制度を検討し、2023年までにインドネシアの島々へ商用機の導入を目指す。 「H2One」は、再生可能エネルギーと水素を活用して、電力を安定的に供給できるCO2フリーの自立型水素エネルギー供給システム。天候に左右されずに安定的に電力を供給することができるため、分散型電源として離島などで地産地消のエネルギー供給を実現させることができる。 インドネシアの電力供給計画によると、同国の再生可能エネルギーの設備比率は2017年の12.52%から2025年には23%まで増加する見通し。だが同国では、離島に住む人口が多く、各島における安定的かつ経済的な電源確保が課題となっている。そこでこれらの課題を解決できる分散型電源システムへの期待が高いという。