2019年10月16日 |
東洋紡、バイオ由来の包装用ナイロンフィルム開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東洋紡 |
東洋紡は15日、バイオマス由来のナイロン樹脂を原料の一部に使用した、業界初の包装用フィルムを開発したと発表した。「バイオプラーナ 二軸延伸ナイロンフィルム(ONY)」(商品名)として今月中にサンプル出荷を開始し、年内の量産開始を目指す。 二軸延伸ナイロンフィルムは、優れた耐ピンホール性や耐衝撃性が特長で、液体包装、詰め替えパウチ、レトルト包材などさまざまな用途で使用されている。新開発したナイロンフィルムはバイオ系でありながら、従来の石油由来系同フィルムと同等の性能を有する。フィルムは、厚さが 15μm(片面コロナ処理/両面コロナ処理)で、主な用途: 液体包装、詰め替えパウチ。 バイオマス由来のナイロン樹脂を使用した包装用フィルムが製品化されるのは業界で初めて。同社は2011年にバイオマス由来のポリエステル樹脂を使用した「バイオプラーナ PET フィルム」を上市し、食品包装用途を中心に販売拡張中だ。 ニュースリリース参照 https://www.toyobo.co.jp/system/files/News_Release/201910/press_20191015_1.pdf |