2019年10月21日
東北大発VB「AZULエネ」次世代バッテリーなど展開
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東北大学

東北大学 材料科学高等研究所の藪浩准教授、同学際科学フロンティア研究所の阿部博弥助教らはこのほど、次世代エネルギーデバイスの燃料電池や、金属空気電池に不可欠な高活性で高い耐久性を示す非白金系酸素還元反応用触媒電極材料を見出し、論文(NPG Asia Materials, in press)として報告した。

同触媒電極材料は、希少元素を含まず、高い耐久性と安全性を兼ね備えており、燃料電池の脱白金化による普及や高エネルギー密度で軽量な金属空気電池の実現に貢献する。

また、事業展開するため東北大学ビジネス・インキュベーション・プログラム(BIP) とセンター・オブ・イノベーション(COI)東北拠点の支援を受け、7月11日付で「AZUL Energy株式会社」(伊藤晃寿社長)」を設立した。

今後、ファンドからの出資やメーカーとの共同開発、COI東北拠点でのBUB (Business-University-Business) 連携企業との研究開発などを通して、燃料電池・金属空気電池用の触媒電極材料を中心に拡大していく方針だ。

ニュースリリース参照
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20191017_01web_AZULEnergy.pdf