2019年10月25日 |
三菱ケミ、Atum3D社と「ダイヤビーム」開発に成功 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱ケミカル |
三菱ケミカルは25日、オランダの3Dプリンターメーカーである Atum 3D (本社:オランダ・ ゴーダ)と 、同社の光造形3D プリンターで造形可能な紫外線硬化樹脂 「ダイヤビーム」 の共同開発に成功したと発表した。 開発したダイヤビームは、11月19日~22日にドイツ・フランクフルトで開催されるヨーロッパ最大の 3D プリンター展示会「 Formnext 2019」に出展する。 Atum社は、光硬化タイプの液体樹脂に紫外線を当て、硬化させて造形する「DLP方式」のオープン材料型 3D プリンターにおいて、欧州で確立された顧客基盤と技術を保有している。 同社は、保有するプリンタ・ソフトウェアの製造技術とノウハウにより、特定原料だけではなく、顧客の要望に適合した樹脂を原料にして造形することも可能だ。 共同開発したダイヤビームは、紫外線硬化樹脂としては両立が難しい耐熱性と耐衝撃性を バランスよく持ち合わせており、耐摩耗性にも優れている。複雑な形状品の製造が可能なことから、今後は自動車の内装材などへの展開が期待できる。 <用語の解説> ・ DLP方式とは :Digital Light Processing の略。光硬化タイプの液体樹脂に紫外線を当てて樹脂を硬化させ、造形する。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1571971548.pdf |