2019年10月28日 |
住商、日豪間水素サプライチェーン構築事業に参画 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:住友商事、岩谷産業 |
住友商事は28日、川崎重工業、電源開発(Jパワー)、岩谷産業、丸紅、豪州企業AGL Energy Limitedの5社が取り組む、豪州ビクトリア州ラトローブバレーの褐炭から製造された水素を液化し、日本へ輸送する国際的なサプライチェーン構築の実証事業に参画すると発表した。 住友商事と5社は、豪州連邦およびビクトリア州政府の補助金を受け、水素ガス精製、液化水素製造、陸上輸送および積出のパイロット実証と、水素サプライチェーンの商用化に関する検討を行う。 実証設備は、2019年から順次建設が始っており、最初の水素製造および輸送試験は2020年から2021年の間に実施を予定している。 住友商事はこの実証計画の中で、豪州連邦およびビクトリア州政府が取り組むCarbonNet Projectとのコミュニケーションを促進する役割を担い、将来のCO2フリー水素サプライチェーンの構築を目指して実証事業の完遂に貢献する。川崎重工と岩谷産業は、液化水素積荷基地の建設および運用評価を担当し、Jパワーは褐炭をガス化し、製造した水素ガスの精製設備を担う。また、丸紅はそれぞれの実証を基に将来の商用サプライチェーン構築に向けた具体的な道筋の構築を行い、AGLは褐炭の供給とガス精製設備の建設地を提供する。 |