2019年10月29日
NEDO、自動走行用「3次元地図」作成へ準備開始
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は28日、自動車・電機など18社の共同出資で設立したダイナミックマップ基盤会社(稲畑廣行社長)が、自動車の自動走行向け「高精度3次元地図」(HDマップ)作成に向けてデータの整備を開始したと発表した。

これまでのカー・ナビゲーション用電子地図にはない道路の車線単位の精度が必要となる。カメラ、レザー計測器
などを用いて、高精度な3次元位置情報(緯度・軽度・高さ)が付与されたデータと、カメラ画像から抽出した車線区画線、路肩、標識などの路上の物体情報を取得し、それらを自動運転システムが活用しやすい構造に適合させる必要がある。

今後の国内外の一般道路・高速道路・自動車専用道路のHDマップ整備に展開することで、自動走行・モビリティサービスの進展に寄与していく方針だ。