2019年11月05日
エーザイ、新規抗がん剤で米社からロイヤルティ権
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:エーザイ

エーザイは5日、抗がん剤として開発中のタゼメトスタット(一般名)について、日本以外の地域における売上に応じたロイヤルティ受領の権利をRoyalty Pharma(本社:米国ニューヨーク州)に譲渡する契約を締結したと発表した。

タゼメトスタットは、Epizyme, Inc.(本社:米国マサチューセッツ州)が創出したファースト・イン・クラスの経口EZH2 阻害剤。エーザイは2015年3月にEpizyme 社と、日本におけるタゼメトスタットの開発、商業化を担うとともに、日本の売上に応じたロイヤルティをEpizyme 社に支払う契約を結んだ。

一方、Epizyme 社は、日本以外の地域での開発および商業化を担うとともに、開発の進捗および承認取得に応じたマイルストンペイメント、ならびに日本以外の地域における売上に応じたロイヤルティをエーザイに支払う。

今回は、日本以外の地域での売上に対するEpizyme 社からのロイヤルティ受領の権利をRoyalty Pharma に譲渡する契約を締結した。その対価としてエーザイは、一時金110 百万米ドルを受領する。また、米国で同剤の承認が取得された場合、最大220 百万米ドルを受領する権利を得る内容となっている。


ニュースリリース参照
https://www.eisai.co.jp/news/2019/pdf/news201981pdf.pdf