2019年11月14日
AGC、ビッグデータに新手法「因果連鎖分析」確立
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:AGC

AGCは14日、ビジネス課題の設定に向けた独自の手法として、新たに「因果連鎖分析」確立したと発表した。

近年、企業にとっては膨大かつ複雑化するビッグデータをどう有効活用するかが重要なカギとなっている。統計学やAI、IT技術などビッグデータを分析するための手法はあっても、前提となるビジネス課題が適切に設定されていないため、せっかくのビッグデータが有効活用できていない事例は数多く見受けられる。  

AGCは今回、ビジネス課題を設定するための手法の一つとして「因果連鎖分析」を確立した。
個々人の経験や勘による言語化できていない「暗黙知」を含め、課題解決に結びつく可能性のある諸要因を「因果の連鎖」という視点から整理し可視化した。諸要因の関係性が可視化されることで、ビジネス課題の設定に向けた合意形成が進めやすく、分析対象となるデータも明確になる。

ビジネス課題の設定からデータ活用、さらには課題解決に向けた具体的な改善の実施まで、一連のデータサイエンスのプロセスをブラックボックス化することなく、納得性の高い成果に結びつけることができる。実際に、製造不良をほぼゼロにした事例や、eコマースでの売上高を大幅に増やした事例など多くの成果が出ている。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1573706352.pdf