2019年11月15日 |
デンカ、EVAエマルジョン・酢ビ事業から撤退 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:デンカ |
デンカは15日、事業再構築計画の一環として酢酸ビニルーエチレン系共重合(EVA)エマルジョンおよび酢酸ビニル樹脂事業からの撤退を決めたと発表した。 両事業ともに1970年代にスタート。長く同社の収益を支えてきたが、事業環境の変化から引き続き安定的に収益を確保していくことは困難と判断した。事業ポートフォリオを見直した結果、高機能エラストマーや高機能樹脂のさらなるスペシャリティー化など、成長領域の強化をめざすことにした。 EVAエマルジョンは2021年8月末、酢ビ樹脂は2020年9月末に生産を終了する。 【撤退事業の概要】 ◇酢酸ビニルーエチレン系共重合(EVA)エマルジョン事業 製品名 :デンカEVA テックス 用途 :建材・木工用接着剤、各種塗料など 生産拠点 :千葉工場(千葉県市原市) 生産終了時期 :2021年8月末(販売は2021年12月末終了) ◇酢酸ビニル樹脂事業 製品名 :サクノール、デンカASR、デンカメルト 用途 :建材用接着剤、FRP 収縮防止剤など 生産拠点 :青海工場(新潟県糸魚川市) 生産終了時期 :2020年9月末(販売は2021年3月末終了) ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1573801918.pdf |