2019年11月18日 |
三菱ケミHD、田辺三菱製薬をTOB 買付総額4918億円 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:三菱ケミカルホールディングス |
三菱ケミカルホールディングスは18日、連結子会社、田辺三菱製薬(本社:大阪市中央区、三津家正之社長)の普通株式を公開買い付け(TOB)によって取得し、完全子会社化すると発表した。 買い付け価格は1株2010円で、同日の田辺三菱の株価(東証一部)終値を50%上回る。 買い付け総額は約4918億円。買い付け期間は19日から2020年1月7日の予定。 TOB成立後に田辺三菱株は上場廃止となる見込み。 応募株数が買い付け予定数の下限(5767万731株)に満たない場合はTOBを行わない。 田辺三菱は2007年に田辺製薬と三菱ウェルファーマの合併により発足した。三菱ケミHDは現在56.39%の株式を保有している。 三菱ケミHDは買い付け代金の全てを三菱UFJ銀行からの借り入れで賄う。 また田辺三菱は、TOBが成立することを条件に1株当たり28円としていた今期(2020年3月期)期末配当予想を撤回して無配(9月末に中間配当として28円実施炭済み)とする。 研究開発費が今後も増加するとの見通しから完全子会社し経営の効率化を図ることにした。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1574065082.pdf |