2019年11月20日 |
アステラス製薬、腎性貧血治療薬 新発売 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:アステラス製薬 |
アステラス製薬は20日、腎性貧血治療薬としてエベレンゾ錠(一般名:ロキサデュスタット)を新発売したと発表した。腎性貧血を効能・効果とする経口投与剤。 エベレンゾ錠は、低酸素誘導因子-プロリン水酸化酵素(HIF-PH)阻害薬で、赤血球造血刺激因子製剤とは異なる働きで腎性貧血を改善する、ファーストインクラスの経口投与治療薬。 アステラス製薬は、FibroGen, Inc.(本社:米国カリフォルニア州)と締結したライセンス契約に基づき、ロキサデュスタットの開発を共同で行ってきた。 腎性貧血は、透析患者に高頻度に見られる合併症で、有病率は90%以上と報告されている。また、日本の透析患者数は年々増加しており、2017年で33万人を超えている。腎不全への病態進行を早めるほか心血管系合併症の発症リスクを高めるなどの恐れがある。 |