2019年11月27日
伊藤忠とユーグレナ、ミドリムシ海外培養実証開始
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:伊藤忠商事

伊藤忠商事は27日、ユーグレナ(本社:東京都港区、出雲充社長)と共同で進めている飼料用及びバイオ燃料用ミドリムシの海外培養実証事業について、これまでのインドネシアにコロンビアを加えることにし、パートナー企業と協力協定を締結したと発表した。これで実施体制が整いプロジェクトが本格始動した。

生産コストや培養環境、用地確保の観点からインドネシアだけでなくコロンビアを実証事業の候補国に選定し、ミドリムシの現地培養実施体制をユーグレナと構築してきた。

今回協定締結したのはコロンビアのDrummond Ltd. Colombia社(DMMD)で、伊藤忠が2011年に出資した石炭サプライヤー。同社が所有する火力発電所の近隣にミドリムシの培養試験を実施する場所を確保した。同発電所から排出されるCO2や熱を利用していく計画だ。