2019年11月29日
日本触媒と三洋化成、株式割当比率など決る
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三洋化成、日本触媒

日本触媒と三洋化成工業は29日、2020年10月の経営統合に向けた基本合意書を締結したと発表した。
両社を傘下に収める統合持ち株会社として「Synfomix株式会社」を設置する。会長に三洋化成社長、社長に日本触媒社長が就任する方針で、今年12月までの最終合意を目指して具体的な交渉を進める。

株式の割当比率は、日本触媒の普通株式1株に対して統合持株会社の普通株式1.225株を、三洋化成の普通株式1株に対して統合持株会社の普通株式1株を割当交付する。

両社は紙おむつに使用される高吸水性樹脂を主力事業としてきたが、少子化に伴う国内市場の縮小や新興国メーカーの台頭などで事業環境が厳しくなってきたため統合して競争力を高める。

両社の2019年度中間期売上高は日本触媒153,292百万円、三洋化成71,948百万円、計225,240百万円で、化学業界ランキング(ケムネット東京調べ)ではデンカ、ダイセルを抜き、JSRに次いで第12位となる。

なお、三洋化成は、高吸水性樹脂事業を手がける連結子会社のSDPグローバル(出資比率:三洋化成70%、豊田通商30%)について、豊田通商の株式保有分全てを取得し、完全子会社する。


ニュースリリース 

(日本触媒)
三洋化成工業との共同株式移転による経営統合に関する最終契約締結のお知らせ
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1575012511.pdf

(三洋化成工業)
日本触媒との共同株式移転による経営統合に関する最終契約締結のお知らせ
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1575012747.pdf

SDPグローバル株式会社の完全子会社化に関するお知らせ
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1575012747.pdf