2019年12月03日
塩野義と武田薬「注意欠陥/多動性障害治療剤」発売
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:塩野義製薬

塩野義製薬と武田薬品の両社は3日、注意欠陥/多動性障害治療剤「ビバンセ」(一般名:リスデキサンフェタミンメシル酸塩)を小児期における注意欠陥/多動性障害(AD/HD)を効能効果として、同日、新発売したと発表した。

同剤は、2011年11月に塩野義製薬とShire plc(シャイアー社)の子会社であるShireInternational社との間で締結したライセンス契約に基づき、開発が進められてきた。武田薬品のシャイアー社買収に伴い、武田薬品と塩野義製薬がプロモーション提携を行う。

同剤は、1日1回投与のドパミン/ノルアドレナリン遊離促進・再取り込み阻害薬で、プロドラッグテクノロジーを用いることにより、投与後に体内で徐々に活性体に変換され、活性体の急激な血中濃度上昇を抑制する。またその血中濃度を持続的に維持することを目的とした製剤。