2019年12月05日

NEDO「様々な物をつかむ、3本指ロボットハンド」開発

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）は5日、ロボット開発ベンチャーのダブル技研（神奈川県）、都立産業技術高等専門学校と共同で、さまざまな形状のものをつかむ把持多様性を備え、動作に応じてハンドの姿勢を固定することのできる可変剛性機構付き3本指ロボットハンドを開発したと発表した。 このロボットハンドは、1つの駆動装置でそれぞれの指が物の形状にあわせて、持ち上げる対象物の複雑な形状に対応することができるほか、各指の姿勢を任意の位置で固定（ロック）できるなど、ハンドリング位置を決める精度の向上を実現した。 これにより、従来は把持する物に応じてロボットハンドを交換して対応していた生産ラインや、多品種を扱う物流倉庫などにおけるピッキング作業の自動化、ロボットハンド導入のコストの低減が期待できる。 ダブル技研では、今回開発したロボットハンド「D-Hand　Type　R」の受注生産を同日から開始した。 また、12月18日から21日まで東京ビッグサイトで開催される「2019国際ロボット展」に出展する。