2019年12月09日
積化成の高機能発泡材「風力発電ブレード」に採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:積水化成品

積水化成品工業は9日、コア材に高耐熱・高強度のエンプラを用いた発泡体構造材「ST-LAYER」が、NTNグリーンパワーステーションの風力発電ブレード(上部の羽の部分)に採用されたと発表した。CFRP/GFRPの複合発泡成形体をコア材に使用しており、その軽量性と高い強度が評価された。


■「ST-LAYER」風力発電ブレード
「ST-LAYER」は、コア材に当社の高耐熱・高強度のエンジニアリングプラスチック発泡体「ST-Eleveat」を用いた複合構造体。軽量・高強度のためブレードの大型化が可能となり、高出力化と発電効率向上に寄与する。今回は「ST-LAYER」のコア材に「ST-Eleveat」を複合させた構造材として初の採用となった。

■ 設置施設の概要
風力と太陽光で発電した電力を「NTNグリーンパワーステーション」内臓バッテリーに蓄電し、夜間にはLED照明を自動点灯する。蓄電された電力は非常用電源となる。災害等で停電中でも被災地の暗闇を照らす街路灯となる。通信機器がシャットダウンするなど不安定な状況下でも非常用電源として利用できる。また、防犯監視カメラにより、地域の見守りポストの機能も果たす。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1575866125.pdf