2019年12月11日 |
第一三共、成人T細胞白血病薬 第2相臨試開始 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:第一三共 |
第一三共は10日、再発または難治性の成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)患者を対象としたバレメトスタットの国内第2相臨床試験で、最初の患者への投与を開始したと発表した。 ATLは極めて侵攻性の強い非ホジキンリンパ腫の一種で、日本を含む特定の地域に多く見られる希少疾患。ATLに対する主な治療法は多剤併用化学療法で、特に再発の場合は予後が極めて良くない。 本試験は、再発または難治性のATL患者を対象とした国内第2相臨床試験で、単剤療法として本剤の有効性および安全性を評価する。主要評価項目は全奏効率で約25名の患者を登録する予定。 試験はATLを含む非ホジキンリンパ腫を対象として進行中の第1相臨床試験の予備的知見に基づき開始した。 なお、第1相臨床試験の概要は2019年米国血液学会(ASH)年次総会で発表した。 |