2019年12月18日 |
昭和電工、日立化成株式 公開買付け |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は18日、日立化成の株式を公開買付け(TOB)により取得すると発表した。親会社の日立製作所から同社が所有する1億700万株(51.24%)を買付ける。買付け価格は1株当たり4,630円、総額9,640億円となる見込み。買付けは2020年3月までに終えたい意向だ。 買収により、昭電の売上高は単純合算で約1兆7000億円弱(2018年度)となり、三菱ケミカルホールディングス、住友化学、旭化成に次いで国内化学業界第4位、世界トップクラスの機能性化学品メーカーとなる。 昭和電工は石油化学、エレクトロニクスを中心に黒鉛電極やアルミウム、ハードディスクなど特徴のある事業を「個性派事業」として伸ばしてきた。半導体や自動車向け高機能素材に注力してきた日立化成を取り込むことで、どのようにシナジーを生みだしていくかが焦点となる。差し当たり第5世代通信(5G)など次世代領域の開拓がカギとなりそうだ。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1576653901.pdf |