2019年12月18日
富士フイルム、日立製の画像診断関連事業買収を発表
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは18日、日立製作所の画像診断関連事業を買収すると発表した。同日、新会社の全株式を取得する株式譲渡契約を日立製作所と締結した。日立製作所は新会社を設立し、対象事業を承継する。
買収は競争法規制当局の手続きを終え次第完了する。買収金額は、約1,790億円の見込み。

富士フイルムは、買収によりメディカルシステム事業のさらなる拡大を実現する。日立グループが有する画像処理技術・AI技術を製品ラインアップに加え、新たな付加価値を創出する。

日立製作所は1953年にX線撮影装置を製品化して以来、画像診断システムをはじめ、ITを活用したサービス、電子カルテなど、医療の質向上と効率化を実現するソリューションを提供してきた。

画像診断システムでは、CT、MRI、X線診断装置、超音波診断装置など幅広い製品ポートフォリオを有しており、安定的な収益基盤と更なる成長ポテンシャルを確立している。

富士フイルムは、買収により、さらに質の高い豊富なソリューションを提供し、世界屈指の「ヘルスケア・カンパニー」としての事業基盤を確立する。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1576658502.pdf