2019年12月19日 |
カネカ、生分解性ポリマー 年産5,000トン竣工 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:カネカ |
カネカは19日、高砂工業所(兵庫県)に「カネカ生分解性ポリマー PHBH 」増強設備が竣工したと発表した。 投資額は約25億円、生産能力は従来比5倍の年産約5,000トンとなった。 マイクロプラスチックによる海洋汚染問題が世界的に深刻化する中、100 %植物由来の「PHBH」は、海水中で生分解する認証「 OK Biodegradable MARINE 2 」を取得しており海洋汚染低減に貢献すると期待している。 また、米国食品医薬品局(FDA)、日本のポリオレフィン等衛生協議会、欧州委員会ではポジティブリストに掲載され、食品接触用途で使用可能となる国や地域が拡大している。 欧州では使い捨てプラスチック削減に向けた動きが広がりつつある。 カネカは、セブン‐イレブン・ジャパンと共同でセブンカフェ用ストローに「PHBH」製品を開発、全国10,000店舗で採用が始まっている。また、資生堂とは化粧品容器を共同開発中だ。ほかにもレジ袋、カトラリー(食卓用のナイフやフォーク、スプーン)、食品容器包装材など幅広い用途で採用が進んでおり、同社の5,000トンプラントは、早期にフル稼動になる見通しだという。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1576721450.pdf |