2019年12月23日 |
帝人ファーマ「献血ベニロン」効能・効果 追加承認 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:帝人ファーマ |
帝人ファーマは、静注用人免疫グロブリン製剤「献血ベニロン」で、20日、厚生労働省から「視神経炎の急性期(ステロイド剤が効果不十分な場合)」の効能・効果の追加承認を取得した。 「献血ベニロン」は同社とKMバイオロジクス(本社:熊本市)が共同開発した完全分子型静注用人免疫グロブリン製剤で、これまでに「低又は無ガンマグロブリン血症」など7つの効能・効果で承認取得している。 視神経炎は、視神経の細胞が炎症により障害を受けて起こる脱髄性の疾患で、比較的急激な片眼または両眼の視力低下、視野異常、眼球運動時の痛みや色覚異常が見られる。患者数は、厚労省調査で約4,000人(平成26年度)と報告されている、症例の多くは原因不明の特発性視神経炎が占めるが、多発性硬化症や視神経脊髄炎などに由来した視神経炎も報告されている。 |