2020年01月06日
<新年挨拶> 日本触媒代表取締役社長・五嶋祐治朗
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本触媒
五嶋祐治朗日本触媒代表取締役社長

明けましておめでとうございます。
昨年を振り返ってみますと、甚大な自然災害に見舞われ、また、世界経済も減速基調となり、当社の業績にも少なからず影響が出ました。このような予測困難な環境下で、リスクを最小限に抑えるための「備え」が如何に大切かを痛感した年であったように思います。
このような状況の下、当社は、昨年11月に三洋化成工業株式会社と経営統合の最終合意を交わしました。この経営統合の大きな目的は、将来への「備え」そのものです。今後、さらに激化するであろう世界的な市場競争の中で、生き残り、勝ち残るための「守りの備」と、さらなる成長、飛躍を目指した「攻めの備え」の両面の「備え」を持つことにあります。新会社の社名は、800件を超える社内募集の中から、「Synfomix シンフォミクス株式会社」としました。「Synfomix シンフォミクス株式会社」発足にあたり 次の3つを伝えます。

1つ目は、「持続可能な社会の創造に貢献しよう」ということです。 Synfomixシンフォミクスグループは、様々な可能性を掛け合わせ、未知の領域へ常に挑戦し、革新的でユニークな価値を生むことで、生活のあらゆる場面を豊かにし、未来のため、持続可能な社会の創造へ貢献することを目指します。「 Synfomix 」の名前が世界中で鳴り響くよう、新会社グループ一体となって持続可能な社会の創造に貢献しましょう。
2つ目は、「両社の強みを融合しよう」ということです。Synfomixシンフォミクスグループは、日本触媒の競争力ある素材のバューチェーンと三洋化成の顧客の課題に応えるソリューションビジネスを融合することで、強みのある事業を複数保有するグローバルに存在感のある化学メーカーを目指します。今まで一社ではできなかったことも、Synfomixシンフォミクスグループなら必ず達成することができると確信しています。
3つ目は、「違いを認めあい、違っていることを活かそう」ということです。お互いに相手を理解しようと努め、様々な意見や考え方があるということを認め合いましょう。そして、違った考え方を掛け合わせることで、新たな考え方や仕事のやり方を生み出していきましょう。
新たな挑戦に期待を抱き気概をもって取り組めるよう、まずは心構えから、「備えよ、For the new company 」。今年も安全・安定操業をしっかりと継続し、皆さんと共に健康で幸多い年となることをお祈り申し上げます。
以上