2020年01月06日
<新年挨拶>千代田化工建設会長・大河一司、社長・山東理二
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:千代田化工建設

【大河会長】
本年は再生計画を確実なものとする上で極めて重要な年になる。年頭に当たり仕事への向き合い方に関し、二点申し上げたい。一つは「自らが考える思考型」の取り組みスタイルへの意識転換。
エンジニアリング会社を取り巻く事業環境は大きな転換期を迎えており、当社創業当時の進取な精神に立ち戻り「エンジニアリングの再定義」を考える時期に来ている。目の前の課題や問題に「なぜか?」を繰り返し、自分自身でその意味するところの背景や本質を十分理解し、新たな価値を生み出して頂きたい。
二つめは「働き方改革」への取り組みである。デジタル技術の有効活用により業務効率化を実現し、未来のエンジニアリング会社の働き方とは何か?を皆さん一人ひとりが自分自身に問いかけ、自らが考え、更なる飛躍に向けて取り組んで欲しい。

【山東社長】
2020年の目標を説明する。まずは遂行中案件の確実な実行である。大型案件はもとより、中小案件であっても気を抜くことなく、必要なマンパワーをしっかりと投入し、損益を確保しつつ、決められたスケジュール内での完工を目指していこう。
2番目は新規案件の受注である。今年は当社の実績を評価頂いている顧客が国内外で実施する案件の入札が複数ある。しっかりしたリスク分析を経たうえで確実に受注を重ねていきたい。
3つめは成長戦略の推進。昨年設立したデジタルトランスフォーメーション本部、フロンティアビジネス本部の活動を加速し、具体的な成果に繋げていきたい。
そして4番目は人財の育成である。人財育成は当社再生の最大の鍵の1つである。全社を挙げて人財育成に取り組み、特に、若い社員の皆さんには経験を通じた成長の機会を計画的に提供していく。
先期の決算で当社は財務的には毀損したが、エンジニアリング会社としての技術力は健在である。仕事への向き合い方、再生理念を役職員全員が理解、実践し、一丸となって再生を果たしていくと共に、リスペクトされる会社として第一歩を踏み出したい。今年一年、全力で頑張ろう。