2020年01月07日

AGC、厚さ9ミリの超薄型両面ディスプレイ開発

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：AGC

AGCは7日、ガラス加工技術を有機ELに応用した超薄型のガラスサイネージ「infoverre Paper like Screen(インフォベール ペーパーライクスクリーン) シリーズ」を開発したと発表した。 有機ELディスプレイの開発に強みをもつJOLED（東京都千代田区）の技術に、AGCのガラスにディスプレイを貼合する技術を応用して、厚み9mm以下の超薄型両面ディスプレイを実現した。今後、この特徴を生かし、電車やバスの中吊り広告、電車の戸袋など、従来ディスプレイの設置が難しかった場所に同製品を展開する。 2020年11月から製造販売を開始する予定だ。 同社は視認性とデザイン性に優れ、省スペース化が特徴のinfoverreを2013年に開発し、ガラスに映像を表示するサイネージとして、ビル・空港・ショッピングモールなど様々な場所に本製品を導入してきた。また透明ディスプレイを複層ガラスに組込み、車窓に合わせて情報表示が可能な「infoverre WINDOWシリーズ　Clear Screen」など、鉄道用途でもさまざまな新製品を開発中だ。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1578370208.pdf