2020年01月08日
三菱商事、タイで循環型PET製造事業へ参画
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱商事

三菱商事は8日、タイで飲料ボトル用PET樹脂を製造するThai Shinkong Industry Corporation (タイ新光)の第三者割当増資を引受けることで合意したと発表した。出資比率を現行の3.85%から34%へ引き上げる。

タイ新光は、台湾のポリエステル繊維・PET樹脂製造大手、新光合成繊維股●の傘下企業。

PET樹脂は、優れた透明性や光沢性、バリア性の特徴を有し、回収・リサイクルシステムが構築されたリサイクル性の高い素材で、飲料用ボトルや食品用容器、衣料用繊維等幅広い用途に使用されている。

世界的な循環型社会への移行要請が高まるなかでタイ新光は、PET樹脂製造能力の拡張およびケミカルリサイクル技術によるリサイクルPET樹脂の製造を計画している。

新光は台湾でトップクラスの資産規模を誇る新光グループの中核企業。三菱商事は1967年の新光設立に関与していらい、原料および製品の取引を通じて戦略的パートナーとして良好な関係を構築してきた。

三菱商事は今回の出資比率引上げに伴い、タイ新光へ経営幹部を派遣する。海洋プラスチック問題への対処なども加速させる。

●はにんべんに分


ニュースリリース参照
https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2020/html/0000039077.html