2020年01月09日 |
中央大、「やわらかな動きの関節モジュール」開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
NEDOは9日、中央大学と共同で、人間のやわらかな動きを再現できる関節モジュールを開発したと発表した。空気圧による人工筋肉と磁気粘性流体ブレーキで駆動し、人間の関節のように関節を曲げる力の大きさや角度だけでなく、粘弾性を変化させることができる。人との自然な接触や安全な協働作業が可能となる。 NEDOプロジェクト「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」の一環。今後、身体装着型アシスト装具やリハビリ支援装置などへの応用を目指す。 ロボットは、少子高齢化や労働力不足などの社会課題の解決策につながる。ことに介護現場などではロボットへの期待が大きい。だが、これまでのモーターと減速機によるロボットは、大きな力で正確な動作ができる反面、衝突した際にも停止できず、人体に危険がおよぶなどの懸念があった。 今回、開発したモジュールは人間の関節のように、関節を曲げる力や角度だけでなく、関節の粘弾性を変化させることができ、人との自然な接触や、安全な協働作業が可能となる 1月16~17日に新宿ルミネゼロで開催される「NEDO AI&ROBOT NEXT シンポジウム」に展示する。 |