ゴムの木から採取される樹液

住友ゴム工業は14日、世界最大の天然ゴム取引市場であるシンガポールに、天然ゴム調達の新会社を設立し、良質な天然ゴムの安定的調達を図ることにしたと発表した。

新会社は「SUMITOMO RUBBER SINGAPORE PTE. LTD.」で、4月から営業を開始する。従来は現地のタイヤ販売子会社が調達していたが、今後は新会社が調達活動や対外的取り組みを担う。

天然ゴム市場は近年、需要の伸びが予想される一方で生産量の減少が見込まれるなど、調達面で課題を抱えており、今後、安定的に調達していくためには調達活動やGPSNR（注）などに積極的に取り組む必要があると判断した。

■「SUMITOMO RUBBER SINGAPORE PTE. LTD.」の概要
商号　　：SUMITOMO RUBBER SINGAPORE PTE. LTD.
所在地　：シンガポール共和国ハーバーフロントセンター
資本金　：18百万米ドル
出資比率　：住友ゴム工業100％
代表者　：安田 吉昭
業務内容　：住友ゴムグループにおける天然ゴム調達関係全般
従業員数　：11名(2020年1月時点)


＜用語の解説＞
※GPSNRとは　：Global Platform for Sustainable Natural Rubberの略。2018年10月に発足した、タイヤメーカー、天然ゴムサプライヤー、自動車メーカー、NGOなどが参画する団体。

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