2020年01月16日
タカラバイオ、米社に伝子治療技術ライセンス
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:タカラバイオ

 タカラバイオは16日、米国Tmunity Therapeutics社と、同社が保有する遺伝子治療に関する特許の非独占的な商業ライセンス契約を締結したと発表した。

 今回、ライセンスした特許は、siTCR技術に関するもので、siRNAを用いてT細胞内在性のT細胞受容体(TCR)の発現量を減少させ、人為的に導入した治療用TCRの発現量を上昇させる技術。同技術により、近年、開発が盛んながん免疫遺伝子治療分野で、高い抗腫瘍効果ならびに副作用のリスクが低い遺伝子改変T細胞の作製が可能になると期待される。

 Tmunity社は、がん免疫遺伝子治療分野でTCR遺伝子治療やCAR遺伝子治療などの遺伝子治療の商業化を目指す米国のベンチャー企業です。本契約により、今後、同社の特定の遺伝子治療プロジェクトでsiTCR技術が使われる予定だ。


ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1579154961.pdf